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Raspberry Pi セットアップ ・ 中級

固定IPアドレスの設定

遠隔操作するたびにIPが変わると困るので、有線eth0などに固定IP・サブネットマスク・ゲートウェイ・DNSを割り当てる考え方と、Bookwormでの設定手段(GUI/nmtui/nmcli)を確認する。

🍓 IPが変わると遠隔操作が迷子になる

ラズパイを遠隔操作するとき、宛先になるのがIPアドレスだ。ところが自動割り当て(DHCP)のままだと、再起動のたびにアドレスが変わることがある。昨日つながったIPに今日はつながらない、という迷子が起きる。これを防ぐのが固定IPの設定だ。

固定IPを決めるときは、4つの値をセットで指定する。IPアドレス本体、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバだ。たとえばIPを172.21.124.216、マスクを255.255.255.0、ゲートウェイを172.21.124.254、DNSを172.16.0.250のように与える。マスクは/24のようなプレフィックス長で書くこともある。

POINT[NOTE]: サブネットマスクの/24は、IPアドレスのうち先頭24ビットがネットワークを表す部分だという意味。255.255.255.0と同じことを短く書いた表記で、172.21.124.216/24のようにIPと一緒に書ける。

🍓 BookwormではNetworkManagerで設定する

設定手段はOSの世代で変わる。新しいRaspberry Pi OS(Bookworm)ではNetworkManagerが標準になり、GUIのNetwork Preferencesで対象のインタフェース(有線ならeth0)を選んでIPv4アドレスやRouterやDNSを入力し、Applyすれば反映される。CUIで済ませたいならnmtuiという文字ベースの画面や、nmcliコマンドでも設定できる。

POINT[TIP]: どのインタフェースに設定するかを間違えないこと。有線LANはeth0、無線はwlan0が典型的な名前。有線でつないでいるのにwlan0へ固定IPを入れても、狙った口には効かない。ip aで今使っている口とアドレスを確認してから設定するとよい。

🍓 反映を確かめる

設定したら、本当に固定できたかを確かめる。hostname -Iやip aでIPアドレスを表示し、指定した値になっていれば成功だ。再起動しても同じアドレスのままなら、遠隔操作の宛先が安定したことになる。

POINT[ANALOGY]: 固定IPは、引っ越しても変わらない自分専用の住所を役所に登録するようなもの。毎回変わる仮の番号ではなく、いつ訪ねても同じ場所にたどり着けるようにする作業だ。

この項目に出てくる用語

固定IPアドレスこていあいぴーあどれす
再起動しても変わらないよう手動で決めたIPアドレス。
NetworkManagerねっとわーくまねーじゃー
Bookworm以降で標準のネットワーク管理の仕組み。

関連コマンド

nmcli

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