安全なシャットダウンと電源断
ラズパイはコンセントをいきなり抜くとファイルが壊れることがある。shutdownやrebootでOSを正しく止めてから電源を切る作法と、Pi 5の電源ボタン・電源要件を確認する。
🍓 いきなり電源を抜いてはいけない
ラズパイをパソコンと同じように使っていると、つい電源をそのまま抜きたくなる。しかしLinuxは、書きかけのデータをまとめてディスクへ保存する処理を裏で行っている。その途中で電源を切ると、ファイルが中途半端になって壊れることがある。だから正しい止め方を覚える必要がある。
安全に止めるには、OSに終了処理をさせてから電源を切る。ターミナルでsudo shutdown -h now と打つと、書き込みを終わらせて安全な状態にしてから停止する。-hはhalt(停止)、nowは今すぐという意味。停止しきったのを確認してから電源を抜けば、カードを傷めにくい。
POINT[EX]: 用途で使い分ける。電源まで切りたいときはsudo shutdown -h now、設定を反映させるためにいったん止めて立ち上げ直したいだけならsudo reboot を使う。rebootは停止したあと自動でまた起動する。
🍓 Pi 5には電源ボタンがある
Pi 5には物理的な電源ボタンが付いていて、軽く押すとシャットダウンやスリープ、もう一度押すと再起動といった操作ができる。コマンドを打たなくても安全に止められる仕組みなので、ターミナルが開けない場面でも使える。ボタンでも内部では正しい終了処理が走る。
POINT[NOTE]: 電源はここでも効いてくる。Pi 5は5V/5AのUSB-C PD電源が推奨で、電力が足りないと動作中に不安定になったり、うまく起動・停止できなかったりする。安定して電源を入れ切りするためにも、余裕のある電源を使うとよい。
🍓 停止したのを見届けてから抜く
shutdownを実行すると、画面の表示が消え、基板上のアクセスランプの点滅が落ち着く。この状態になってから電源を抜くのが安全だ。逆に、ランプが激しく点滅している最中は、まだ書き込み中かもしれないので待つ。少しの手間で、microSDの寿命とデータを守れる。
POINT[ANALOGY]: 安全なシャットダウンは、パソコンをスリープさせずコンセントを抜く前に「保存して閉じる」を押すのと同じ。書きかけを片付けてから電源を落とすから、次に開いたとき中身が壊れていない。