必要なハードと初回起動の流れ
本体・電源・microSD・放熱・ケーブルなど、ラズパイを動かすのに最低限そろえる物と、電源を入れてから最初のデスクトップが出るまでの手順を、Pi 5とPi 4Bの違いも含めて確認する。
🍓 まず何をそろえればいい?
ラズパイは基板だけでは動かない。最低限、本体・電源・OSを書き込んだmicroSDの3つが必要で、画面を見ながら操作するならmicro-HDMIケーブルとモニター、USBのキーボードとマウスも要る。ここではPi 5とPi 4Bを例に、そろえる物と初回起動の流れをたどる。
本体まわりの端子はだいたい決まっている。電源はUSB-Cで入れ、映像はmicro-HDMIから出す。microSDスロットにOS入りのカードを差し、USBポートにキーボードやマウス、有線ネットワークならLANケーブルをつなぐ。GPIOという40本のピン列はLEDやセンサーをつなぐための拡張端子で、初回起動には使わない。
POINT[NOTE]: Pi 5とPi 4Bは端子の並びが少し違う。Pi 5ではI/O処理を専用チップ(RP1)が受け持ち、PCIe経由でNVMe SSDをつなげるなど拡張が増えた。ただしUSB-C給電・micro-HDMI・GPIO 40ピンといった基本は共通なので、初回起動の考え方は同じでよい。
🍓 電源は余裕をもって選ぶ
電源はラズパイで最もトラブルになりやすい部分。電力が足りないと画面の隅に警告が出たり、動作が不安定になったりする。とくにPi 5は消費電力が大きく、5V/5AつまりUSB-C PD対応の27Wクラスの電源が推奨されている。スマホ用の弱いアダプタを流用すると足りないことがある。
POINT[TIP]: 発熱対策も忘れない。負荷がかかるとCPU温度が上がり、熱くなりすぎると自動で性能を落として身を守る(サーミングという)。ヒートシンクやファンを付けておくと、温度が下がって性能を保ちやすい。温度はvcgencmd measure_tempで確認できる。
🍓 電源を入れてから画面が出るまで
OSを書き込んだmicroSDを差し、モニターとキーボード・マウスをつなぎ、最後にUSB-Cの電源を挿すと起動が始まる。しばらくするとRaspberry Pi OSのデスクトップが表示され、初回は言語やユーザーを決めるウェルカム画面が出る。ここまで来れば、ラズパイという小さなLinuxパソコンが動き始めたことになる。
POINT[ANALOGY]: そろえる物は、料理を始める前の下ごしらえに似ている。本体という鍋、電源という火、OS入りmicroSDというレシピと材料。どれか一つでも欠けると調理は始まらないが、そろえば手順自体はシンプルだ。