SDカードのバックアップとOSの復旧
microSDは壊れやすいので、動いている環境をイメージとして丸ごと保存しておき、破損したら書き戻して復旧する考え方を学ぶ。ImagerでのOS再書き込みと、丸ごとコピーの違いも押さえる。
🍓 microSDはいつか壊れる前提で
ラズパイのOSと作業データはmicroSDに載っていることが多い。ところがmicroSDは書き込みに弱く、電源の抜き差しや経年で突然読めなくなることがある。壊れてから慌てないために、動いている環境を丸ごと保存しておくバックアップが大事になる。
基本の考え方は、カードの中身をディスクイメージという1つのファイルにまるごと吸い出して、PCなどに保管しておくこと。いざカードが壊れたら、保存しておいたイメージを新しいmicroSDへ書き戻せば、設定もインストール済みのソフトもそのまま復活する。
POINT[NOTE]: ディスクイメージは、カードの全内容をそっくり写し取ったコピー。個別のファイルを選んでコピーするのとは違い、OSやパーティション構成まで丸ごと入るので、書き戻すだけで元と同じ状態に戻せる。
🍓 復旧には2つの道がある
復旧のやり方は大きく2通り。1つは、Raspberry Pi Imagerでまっさらな新しいOSを書き込んで一から作り直す方法。データは消えるが、環境が壊れてどうにもならないときの確実なリセットになる。もう1つは、保存しておいたイメージを書き戻して、壊れる前の状態にそのまま戻す方法だ。
POINT[TIP]: 大事な設定変更をした直後や、うまく動く構成ができたタイミングでバックアップを取っておくと安心。うまくいった状態のイメージが1枚あれば、その後いろいろ試して壊しても、いつでもそこへ戻ってこられる。
🍓 microSDからSSDへ移す発想も
そもそも壊れにくくしたいなら、保存先をSSDに移す手もある。Pi 5ではUSB3.0やPCIe経由でSSDをつなぎ、raspi-configでmicroSDの代わりにSSDから起動するよう切り替えられる。SSDのほうが速く壊れにくいので、長く安定して動かす用途に向く。
POINT[ANALOGY]: バックアップは、大事な書類のコピーを金庫に入れておくのと同じ。原本が破れても、コピーがあれば同じ内容をすぐ用意し直せる。コピーを取っていないと、失った瞬間にすべてが消える。