/etc/fstab の誤記で、再起動したらシステムが起動しなくなった
症状(よく出るエラー)
fstab に行を足して再起動すると、Give root password for maintenance (or press Control-D to continue) という緊急モードで止まる。あるいは A start job is running for /dev/disk/by-uuid/... のまま90秒待たされて failed になる。
原因
fstab は起動時に全行が処理され、UUID の写し間違い・存在しないデバイス・ファイルシステム種別の誤記が1つあるだけでマウントに失敗する。systemd は既定で fstab のエントリを起動必須の依存として扱うため、失敗すると通常起動を諦めて緊急シェルに落ちる。つまり「1行のタイプミス=起動不能」になり得る、システムで最も編集リスクの高いファイルの一つ。
直し方
緊急シェルで root パスワードを入れ、mount -o remount,rw / でルートを書き込み可にしてから fstab の該当行を修正またはコメントアウトして再起動する。予防が本命で、編集後に再起動する前に必ず mount -a(と findmnt --verify がある環境ではそれも)を実行してエラーが出ないことを確認する。必須でないディスクにはオプションに nofail を付けておくと、失敗しても起動は続行される。