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セキュリティ/権限強化の用語集(14語)

セキュリティ/権限強化に関する Linux 用語を、読み・意味・補足つきでまとめました。

AppArmorアップアーマー
プログラム単位のプロファイルで動作を制限する、Ubuntu系のMAC。
プログラムごとに「許可する動作」を記述したプロファイルを適用し、それを越える振る舞いを禁じる強制アクセス制御。パスではなくラベルで管理する SELinux と異なり、ファイルパスを基準に制御するため比較的設定が分かりやすい。Ubuntu/SUSE系で標準採用される。
fail2banフェイルツーバン
ログを監視し、ログイン失敗を繰り返す送信元IPを自動でブロックするツール。
認証失敗などのログを監視し、一定時間内に閾値を超えた送信元IPを自動的にファイアウォールで遮断する侵入防止ツール。SSHへの総当たり攻撃対策として広く使われ、ブロックの回数・時間を設定で調整できる。
SELinuxエスイーリナックス
ラベルとポリシーでプロセスの動きを強制的に制限するMACの仕組み。
Security-Enhanced Linux。ファイルやプロセスにラベル(コンテキスト)を付与し、ポリシーで許可された操作しか行えないようにする強制アクセス制御(MAC)。Enforcing・Permissive・Disabled の3モードがあり、通常のパーミッションを越えてシステムを守る。
SSHえすえすえいち
ネットワーク越しにサーバを安全に遠隔操作する仕組み。
Secure Shell の略。通信を暗号化してリモートのサーバにログインし、コマンドを実行できる。サーバ側では sshd が22番ポートで待ち受け、ssh ユーザ名@ホスト で接続する。
sshdエスエスエイチデー
SSH接続を受け付けるサーバ側の常駐プログラム(デーモン)。
SSH Daemon の略。リモートからの接続要求を待ち受け、認証して安全な通信路を確立するサーバ側プロセス。設定ファイル /etc/ssh/sshd_config で、rootログイン禁止やパスワード認証の無効化などの堅牢化を行う。
sudoスードゥー
許可された一般ユーザが、特定コマンドだけを管理者権限で実行する仕組み。
superuser do の略。root に直接ログインせず、自分のパスワードで一時的に管理者権限を借りてコマンドを実行する。権限は /etc/sudoers で細かく制御でき、実行内容はログに残るため監査もしやすい。
パーミッションぱーみっしょん
ファイルに対し誰が何をできるかを定めるアクセス権。
読み(r)・書き(w)・実行(x)を、所有者・グループ・その他に分けて設定する。
ファイアウォールファイアウォール
通すべき通信と遮断すべき通信を選別する、ネットワークの関所。
あらかじめ決めたルールに従い、通信の許可・拒否を判断する仕組み。必要なポートだけを開けて攻撃の入口を減らす。RHEL/MiracleLinux系では firewalld が標準で、内部的に nftables を用いてルールを適用する。
ファイアウォールふぁいあうぉーる
通信を許可・遮断して出入口を守る仕組み。
外部との通信をルールに基づいて通す・しゃ断する防壁。RHEL/MiracleLinux系では firewalld が既定で、firewall-cmd コマンドで操作する。初期状態では多くの通信が遮断されている。
ポートポート
通信の宛先サービスを区別する番号。例: SSHは22、HTTPは80。
1台のホスト上で複数のサービスを区別するための番号(0〜65535)。IPアドレスが「建物」なら、ポートは「部屋番号」にあたる。ファイアウォールでは、どのポートを開けるか閉じるかを通信制御の基本単位として扱う。
ポート開放ぽーとかいほう
特定ポートへの通信をファイアウォールで許可すること。
サービスを起動しても、ファイアウォールがそのポートを通さなければ外部からは届かない。firewall-cmd --add-service や --add-port で許可し、--reload で反映する操作を指す。
強制アクセス制御きょうせいアクセスせいぎょ
管理者が定めたポリシーで、利用者でも変えられない形で権限を縛る方式。
Mandatory Access Control(MAC)。ファイル所有者が自由に権限を変えられる通常方式(任意アクセス制御=DAC)と異なり、システム全体のポリシーで強制的にアクセスを制御する。SELinux や AppArmor がこれにあたり、侵入されても被害を封じ込めやすい。
公開鍵認証こうかいかぎにんしょう
秘密鍵と公開鍵のペアで本人確認を行う、パスワードより安全なSSH認証方式。
手元に秘密鍵、サーバ側に公開鍵を置き、対応するペアを持つことで本人を証明する方式。秘密鍵はネットワークに流れないため総当たり攻撃に強い。秘密鍵の厳重な保管と、必要に応じたパスフレーズ設定が前提となる。
最小権限さいしょうけんげん
必要な人に必要な分だけ権限を与え、それ以外は与えない設計原則。
Principle of Least Privilege(最小権限の原則)。ユーザ・プロセス・サービスに、業務に必要な最小限の権限だけを付与する考え方。常時 root で作業せず、権限を広げすぎないことで、操作ミスや侵入時の被害範囲を小さく抑える。

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